八重瀬町の概要
【位置】
八重瀬町は沖縄県本島の南に位置し、町域は東西に約6.6㎞、南北に約9.1㎞で、総面積は26.96㎢です。
町の東側は南城市、西側は糸満市、南側は太平洋、北側は南風原町と豊見城市に接しています。
また、県都那覇市に近く、町の北端は県庁から約4.7㎞、役場(本庁舎)までは、約7㎞で東西に国道331号、南北に国道507号が縦断しています。
【八重瀬町の誕生】
平成18年1月1日、東風平町と具志頭村が合併し「八重瀬町」として生まれ変わりました。
東風平町と具志頭村は明治41年(西暦1908年)の沖縄県島嶼町村制度に基づき「東風平村」「具志頭村」として誕生し、幾多の歴史を刻み、発
展してきました
アクセス情報
八重瀬町へのアクセス
「那覇空港」から「一般社団法人 八重瀬町観光物産協会」まで
<車・タクシーの場合>
所要時間:35分(※道路の混雑状況により所要時間は変動します。
<バスの場合>
(1)那覇空港からゆいレールに乗って那覇バスターミナルへ向う。『那覇空港駅』にてゆいレール乗車→『旭橋駅』下車
(2)『旭橋駅』から徒歩で『那覇バスターミナル』へ。
那覇バスターミナルは『那覇オーパ』という施設の1階にございます。
頭上に見える『那覇オーパ』の看板が目印です。
(3)『那覇バスターミナル』から『八重瀬町観光物産協会』へ
那覇バスターミナルにて「琉球バス50番」乗車→『具志頭バス停』下車
所要時間:53分(※目安になります)
南の駅やえせ
幸運が訪れる!?勝利のV字ガジュマルが目印の「南の駅やえせ」八重瀬町の特産品や農産物、お土産販売を行っております!
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南の駅やえせ
〒901-0512 沖縄県島尻郡八重瀬町字具志頭659番地
TEL: | 098-851-3824 |
FAX: | 098-851-3825 |
営業時間: | 9:00 ~ 18:00 |
定休日: | 毎月第3火曜日・旧盆・年始 |
歴史・文化・自然
ハナンダー
ハナンダーは琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)からできた天然の橋で、橋の下には白水川(しらみずがわ)が流れています。
もともとは洞窟だったものが侵食または地殻変動で洞窟が崩れ、現在の形になったと考えられています。
古くから住民や旅人を幾度となく渡してきたその橋は、今もそのままの姿でここにあります。
長さ約29m、幅約10m、高さ約10m
汗水節(あしみじぶし)~沖縄の代表的な教訓歌~
「汗水節」は字(あざ)仲座(なかざ)出身の仲本(なかもと)稔(みのる)が作詞をし、宮良(みやら)長包(ちょうほう)が作曲した沖縄の代表的な教訓歌です。当時の沖縄は困窮を極めており、この歌は生活苦にあえぐ人々を励ましました。
港川遺跡と港川人
★八重瀬町指定文化財
港川人は、フィッシャーと呼ばれる岩の裂け目内から発見されました。
遺跡は港川遺跡公園として整備され、自由に見学をすることができます。
港川人って?
今から約22,000年前の人骨化石です。
町内の採石場から発見され、その地域にちなんで港川人と呼ばれています。
5~9体分の人骨が発見され、そのうち4体は全身の骨格の多くが残っており顔つきや体つきを復元することができることから、旧石器時代を代表する人骨化石となっています。
港川人ってどんな人?
私たちと同じ「新人」に属し、身長は150㎝前後と小柄で、肩幅は華奢(きゃしゃ)ですが足腰がしっかりしています。
東南アジアから海を渡ってきたと考えられており、オーストラリアの原住民、アボリジニと特徴が似ているとも言われています。
謝花 昇(じゃはな のぼる)
~沖縄民権運動の先駆者~
字東風平(あざこちんだ)出身の謝花昇は、明治期に活躍した人物です。
沖縄初の農学士となり、平民出身でありながら県庁高等官として生活苦にあえぐ県民のために力を注ぎ、人々から親しみを込めて「東風平(くちんだ)謝花」と呼ばれました。
また、仲間とともに、当時参政権のなかった沖縄県民の権利を求め、参政権獲得運動を展開しました。
謝花昇先生之像(じゃはなのぼるせんせいのぞう)
東風平(こちんだ)運動公園内の高台にあり
銅像まで続く階段は、病没した年齢と同じ44段になっています。
富盛の石彫大獅子
沖縄県指定有形民俗文化財
「富盛(ともり)の石彫大獅子(せきちょうおおじし)」は1689年に字富盛(あざともり)の勢理城(じりぐすく)内に安置されました。
その昔、富盛村ではたびたび火事が起こっていました。
困った村人たちは風水師に頼んで村の地理をみてもらったところ、「八重瀬岳に火の性がある。火事を治めるには獅子の形を作って八重瀬岳に向けて立てよ」と教えられました。
村人が教え通りに獅子を設置したところ火事が起こらなくなったと書かれています。
その後、獅子を設置すると災いを防ぐと信じられ、各地に村落獅子が広まっていきました。
今でも沖縄県内各地で集落のさまざまな場所に置かれた石獅子を見ることができますが、「富盛の石彫大獅子」は村の守り神として置かれた獅子像の始まりといえます。
エイサー
先祖供養のために旧盆行事には欠かせないエイサー。各字によって振り付けが異なり地域色が出ているのが特徴です。
ハーレー
ハーレーは海人(うみんちゅ)(漁師)の豊漁と航海安全、集落の安泰を祈願して行われる伝統行事です。毎年、旧暦の5月4日前後に行われる港川ハーレー。
沖縄に古くから伝わる漁船(サバニ)に10~11人が乗り込み、息の合った掛け声やドラの鐘と共に一斉に漕ぎはじめ、レース(競船)を行います。
綱引き
豊年を祈って行われる綱引き、各字によって東と西に別れ引く姿は大迫力です
獅子舞
八重瀬町に息づく芸能でも代表である獅子舞(ししまい)、4つの字(あざ)(志(し)多伯(たはく)、東風平(こちんだ)、友寄(ともよせ)、玻(は)名城(なしろ))が獅子を持ち十五夜を中心に演舞が行われています
棒術
八重瀬町で盛んな棒術、喧嘩棒と呼ばれる東風平の棒術のほか、各字特有の棒術があります。
十五夜行事や青年エイサー祭りなどで行われています。
ホロホローの森
わずか600mの遊歩道には100種類以上の植物が自生し、多くの生き物に出会うことができる貴重な命の森です。
草木が揺れる心地よい音と風の中で散策していると近づいてくる波の音…
実は森から海へ抜けることができます
具志頭浜
この浜は「ぐしちゃんはま」と呼ばれ、草地と砂浜が入交じり数百メートル続く海岸には多くの奇岩を見ることができます。
またイノーでは生き物観察ができたり、ウミガメが産卵に訪れたりするビーチです。
玻名城の郷(はなしろのさと)ビーチ
知る人ぞ知る南部屈指の天然ビーチ。
サザンリンクスホテル施設内の道を抜けたところに、ほぼ地元の人にしか知られていない穴場ビーチがあります。
浅瀬が続くこのビーチでは、色とりどりの熱帯魚やサンゴを見ることができ、透明度も高いため、
地元の人がよくシュノーケリングに訪れます。
※常駐管理人はおりませんので安全には十分注意してください。